ウンカ被害 地元でも「坪枯れ」/稲刈りシーズンに打撃

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水稲の養分を吸い取る害虫「トビイロウンカ」の被害が、稲刈りのピークを迎えた地元の水田にも広がっている。今のうちに稲刈りを―と、気持ちがはやるものの、ぐずついた天候で刈り取り作業ができないのに加えて台風接近も懸念され、生産者が頭を抱えている。
トビイロウンカは中国大陸などから飛来し、夏から秋にかけて増える。茎から養分を吸い取って稲を弱らせるため、水田が部分的に枯れる「坪枯れ」などの原因となる。
今年は、記録的な発生による食害被害が生産者を直撃。府は先月10日、1987(昭和62)年以来33年ぶりとなるトビイロウンカの警報を発令した。
現在、久御山町内の巨椋池干拓田でも坪枯れが見られる。生産者によると、今年は8月下旬から9月上旬にかけて「葉の色が少し悪いな」と思っていたところ、稲が一部倒伏する事態になったという。

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