今年初のミニ鉄道しゅっぱーつ!/田辺高校鉄道研究部
北陸新幹線をイメージしたミニ鉄道の乗車を楽しむ年長児たち

府立田辺高校(森下昌彦校長)で29日、「ミニ鉄道乗車会」が開かれ、近くにある市立河原保育所の年長児49人が訪れ、笑顔を弾ませた。
同校は市と連携し、市内に延伸計画がある北陸新幹線のPRに取り組んでいる。この日、園児らを校内まで招き、くさび広場横に敷かれたレールの上を滑らかに走行する「北陸新幹線」のミニチュアに乗車できる機会を提供した。
例年であれば市内外のイベントで乗車会を数多く開き家族連れなどに体験してもらうが、コロナ感染防止のために中止が続き、ようやく今年初めての運行となった。
先頭車両から連結された各車両の座席へ順に腰を下ろした園児たちは、心地よい機械音と共にぐるりと周回。お友達と顔を見合わせ、目を丸くするなど興奮を隠し切れない様子だった。
入れ替えの度に消毒を欠かさなかった乗車のあとは、鉄道研究部の名が入った記念切符がプレゼントされた。藤澤しおりさん(5)は「カーブは体が傾いて楽しかった」と胸を躍らせた。