EV試験走行スタート/久御山
前川橋から折り返し東一口地区を走行するEV

久御山町は9日、電気自動車(EV)の試験走行を西部地域で開始した。15日まで町民に乗車してもらい、寄せられた声を今後の交通政策に役立てる。
自動運転技術促進を見据えた取り組み。町の交流施設「まちの駅クロスピアくみやま」(同町森)を発着点に前川橋、坊之池、中央公園まで往復する3つのコースを設定し、走行日ごとに入れ替えながら行う。
使用するEVは車幅約1・6㍍、車長約4・5㍍、高さ約2・1㍍。窓のないオープンタイプで運転手を含めて10人乗り。時速20㌔未満で走る。

開放的な車窓からゆっくりと久御山の景色が流れる

初日は冬の晴れ空が広がる中、東一口の前川橋までの往復コースで、計2人がゆったりと流れる景色を楽しんだ。
午後の便に試乗した同町林の男性(62)は「あまり揺れず、加速もスムーズ。(実速度より)体感も早かった。町内の周遊コースをイメージしたくなる」と話した。
試験走行は15日まで連日行う。各日午前10時~11時、午後1時~2時。対象は小学生以上で町内在住の人(小学生は保護者同伴)。モニター参加の予約・問い合わせは前日までに同室℡075‐631‐9903、0774‐45‐3904、FAX075‐631‐6149へ。