松村淳子市長が初登庁/宇治

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今月6日投開票された宇治市長選で初当選を飾った第19代市長の松村淳子氏(63)が21日、市役所に初めて登庁した。松村新市長は「安心・躍動・再スタートの3つの柱で市政運営をしたい。まず行うのは新型コロナウイルス対策」と挨拶。初日から精力的に動き、山本正前市長から市長事務の引き継ぎを受けた。
午前9時、市役所1階の正面玄関に到着した松村市長は集まった約350人からの大きな拍手を受け、市民交流ロビーホールの中央に歩みを進めた。
市長選で選挙母体となった『活力京都宇治の会』の山仲修矢会長は「市長選で皆さんに各段の支援をいただき厚く御礼申し上げる。松村市長には就任後も市民の声に耳を傾け、市政に反映して頂きたい。コロナ対策や産業振興などのマニフェストの実現に向け、施策の具体化に大きな期待を寄せる。松村市長を支える市職員の皆さん、よろしくお願いします」と挨拶した。
松村市長は「選挙が終わって2週間、改めて市長としての重責を感じている。安心・躍動・再スタートの3つの柱で市政運営をしたい。流行を考えると、まず行うのはコロナ対策。御用納めまでの1週間で早急にすべきこと、まず取り組む。その上で50年後、100年後を見据えた取り組みを、皆さんの協力の下、市長として邁進したい。市長としては未熟だが、オール宇治体制で取り組みたい」と決意を述べた。
市議会の真田敦史議長は「市長と市議会の二元代表制の下、より一層、市民福祉の向上と市政の発展に努めたい。コロナ対策をはじめとする様々な行政課題に最大限の手腕を発揮され、ふるさと宇治がますます発展することを祈念する」とお祝いの言葉。職員代表の木村幸人副市長は「少子高齢化、人口減少など様々な課題が山積している。職員は松村市長のリーダシップの下、市長の目指す市政の実現に向け、一致団結して職務に精励するので、よろしくご指導を賜りますように」と歓迎した。
市職員、宇治商工会議所、市観光協会などから花束を贈呈。西脇隆俊府知事、小池百合子都知事などから就任を歓迎するメッセージが寄せられた。
松村市長は早速、市議会挨拶、部長会、コロナ対策本部会議など精力的に行動。特にコロナでは市民向けに『年末年始に向けての緊急メッセージ』を出した。
また、山本前市長との事務引継式にも臨み、簿冊及び組織機構等、財産目録及び現金明細書等の大別7項目について概要説明を受けた。
なお、松村市長の任期は今月19日から2024年12月18日までの4年間。

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