大学生と「胸いっぱい」音楽体験/京田辺・草内小
「パプリカ」のリズムに合わせて心身を躍動させる児童たち

京田辺市立草内小学校で、市内にキャンパスを構える同志社女子大学学芸学部音楽学科の3年生4人によるアウトリーチ公演が開かれ、コロナ禍、大きな声を出さない4年生50人は多彩なコーナーに心を弾ませた。

フルートを分かりやすく紹介

同大学と市の連携協定に基づく事業の一環。2018年以来、アウトリーチ授業の履修生が小学校を訪れ、音楽体験とステージを繰り広げる。
音楽の楽しさや楽器の仕組み、音色などを児童に知ってもらおう―と、学校から希望を聞き取り、企画を練った学生は当日も、マスク、マウスシールドなどを着用して感染防止に気を配りながらプログラムを進めた。音楽室に集まった児童たちも歌うのを控え、ボディアクションで様々なリズムに応えた。
楽器紹介では、手と足元を画面に映し出し、フルート、ピアノの特徴を手ほどき。児童たちは、「ホール・ニュー・ワールド」などの演奏に耳を澄ませ、横隔膜を使った発声に聞き入った。

横隔膜を意識して歌いましょう

児童は手足を使って音を出すボディパーカッションでハツラツと動き、「パプリカ」で両手を頭上に腰をくねらせるなど気分も高揚。上村崇市長、山岡弘高教育長も児童らの姿を見守る中、学生による「星に願いを」などの演奏に酔いしれた。