城陽市役所『記銘碑』を寄贈/城陽ライオンズクラブ
城陽ライオンズクラブから寄贈された市役所の記銘碑

城陽ライオンズクラブ(大槻孝一会長)は28日、結成55周年記念事業として市役所正面玄関脇に据え付けた『記銘碑』を寄贈した。2023年度に新名神の全線開通、府内初のアウトレットモール開業など、まちづくりが活気づく中「今後、城陽市を視察に訪れる人が増える」と写真スポットとなるモニュメントの寄贈に至ったという。新型コロナウイルス感染防止のため、除幕式などは行わず簡素な目録伝達にとどめた。
城陽LCは、京都乙訓LCをスポンサークラブに1964年12月13日に結成。今期で55年の節目を通過、メンバーは現在、19人で、大槻会長のスローガン「次なる時代に向かって、ワンチームでWe・Serve」に基づいて活動を展開している。
新型コロナの影響で、国内全体で自粛ムードが高まる中、城陽LCも式典などは行わず、例会も月1回にするなど難しい運営が続いている。
そんな中、メンバーらは折しも2月末で、庁舎耐震補強工事を終える城陽市役所玄関脇に『記銘碑』を贈ることとし、奥田敏晴市長に「城陽市役所」の文字を揮毫してもらった。
それを基に、記念事業の実行委員長でもある伊保弘一さんが一文字、一文字丹精込めて彫り上げ、このほど据え付け工事を終えた。
伊保さんによると、碑はインド産のSR石で幅1・7㍍、高さ1・1㍍、厚み40㌢。重さは、何と約1・9㌧もある。万が一、倒れることがないように…と地中には錆びないステンレス製の支柱=直径30㌢=を設置し、記銘碑を補強した。
奥田市長は「市の文字を真ん中に、左側の『城陽』は旁(つくり)、右側の『役所』は偏(へん)を強調して書きました」とコメント。その後、経済産業大臣認定の京石工芸「伝統工芸士」の伊保さんが文字を浮き上がらせるように見事に彫り上げて完成した。

奥田市長に目録を手渡す城陽LCの大槻会長らメンバー

市役所応接室では、大槻会長から奥田市長に目録が贈呈され、市から城陽LCに感謝状が手渡された。その後、記銘碑近くに異動し、伊保さんらにより白い布が取り除かれ、お披露目。
早速、奥田市長、本城秋男副市長と城陽LCの大槻会長、伊保実行委員長、柿内信昭幹事らで記念写真に納まった。