コロナ、弱い心に負けないぞ!/京田辺・薪幼稚園「節分豆まき」
手製のオニのお面を被った園児が自分の弱い心にも打ち勝った

明治30年以来124年ぶりとなる「2月2日の節分」を子供たちが満喫――8園ある京田辺市立幼稚園のうち最多の園児数を誇る薪幼稚園(井内多美子園長、115人)で豆まきが行われた。
この日に向けて園児たちは鬼のお面を制作し、自分の心のうちの弱さに打ち勝とう―と、手作りお面を被ってみせた。
全園児が揃って園庭で行う例年と異なり、今年は密を避けるため、各クラスのグループごとに分散しながら、園庭から教室へ迫り来る鬼に向かい勢いよく豆を投げつけて撃退してみせた。
豆まきを終えたクラスの園児の中には心配そうに窓から顔をのぞかせ迫力満点の鬼を見て泣き出す子も。投げ終えた豆を拾い再び投げ付ける園児もいて、「オニはそと、ふくはうち」と大きな声が飛び交った。
園児たちは「怖かったけど一生懸命豆を投げたし、もう大丈夫。泣き虫鬼は、いなくなったよ」「豆をまいたら、自分の中の鬼が吹き飛んだよ。豆まき楽しかった」と充実をにじませた。