Zoom(ズーム)ソフトを使ったオンライン「あそびの広場」が25日、宇治田原町はぐ♡くむセンターから双方向発信され、町のマスコット「茶ッピー」も興味津々の様子で見守った。【写真】
コロナ禍により、人と人との接触機会が抑制される状況下、国や都道府県の公的機関や民間企業でも積極的に活用が始まったのがオンライン会議。
このシステムを活用し、「ずっと家にいると、何だかイライラしてくる」「子供とずっと一緒にいると怒りっぽくなる」などという不安定な気持ちを和らげよう…という試み。
地域子育て支援センターが効果検証のため、試行的に実施したもので、母子手帳管理アプリ「母子モ」から参加者を募った。
Zoomソフトは▽アカウントを作成せずに簡単に参加できる▽ビデオ通話が安定している▽100人まで同時接続できる…など無料版でも機能が充実しており、まずはインストールしてもらい、テレビ画面を通しての「あそびの広場」はじまり、はじまり。
胸に大きな時計をぶら下げたお姉さんと挨拶を交わすと、特別ゲストとして茶ッピーも登場し、「こんなことできますか」「げんこつ山のたぬきさん」などで手遊びを満喫。
そのあと「おもちゃのチャチャチャ」で合奏も行い、「最近ちょっとうれしかったこと」をテーマに、トークタイムも楽しんだ。
やってみての感想だが、青山所長は「1歳前後の子供にとっては、テレビの前の30分という時間は、ちょっと長かったかも」と課題を挙げ、「グズッた時の場面転換なども必要では」と考えた。
ただ、電話相談ではなく、対面で話しているような感覚になれるため、お母さんの表情などをくみとることができるといい、育児ノイローゼや子育て家庭の孤立防止につなぐことができれば…と話した。
今後、内容をさらに検討し、事業展開を図る構えだ。