和食の良さ、存分に味わう/宇治「うーちゃ学校」に親子10組
左さんが見守る中、盛り付け

宇治市健康づくり・食育アライアンス『U‐CHA(うーちゃ)』(日野真代代表)は11日、親子で考える食と健康「うーちゃ学校」を『京・宇治抹茶料理辰巳屋』(宇治塔川)で開き、親子20人が参加した。
今年度の1回目は新型コロナウイルスの緊急事態宣言を受けて中止しており、この日が実質的に初回。『目で味わう!美味しく見える盛り付け教室』と題して、辰巳屋の左総一郎第8代主人らから実践を交えて話を聞いた。
日野代表は「宇治で暮らす皆が健康になるように、豊かな食文化を受け継ぎたいとの思い。5~12歳はゴールデンエイジで、美味しいものを食べると健康になる」と挨拶。佐原農園㈱の佐原範靖さんがクイズを交えながら農産物の良さを紹介した。
左さんは「2013年12月、『和食:日本人の伝統的な食文化』がユネスコの無形文化遺産に登録された。単に和食ではなく、食文化とされた。和食は鯛や赤飯が出ればお祝いを示し、ガラスの器で涼しさを表現したり、旬の食材を使うことで季節感を出せる」と洋食、中華との違いを強調した。
弁当箱への盛り付けで、左さんは「端から置き、メインディッシュは真ん中手前に。色合いの良いものは最後に置き、特に赤色を上に置くとカッコいい」と説明。親子らはアドバイスを踏まえ、エビや小ナスなど約20種類を順番に盛り付けた。
5年生の矢野亜果莉さんは「新しいこと学べて、いい機会になった。季節の感じが、よく知れた。盛り付けるのも楽しかった」と感想を述べた。
なお、次回は8月1日(日)午前10時から11時30分まで、アル・プラザ宇治東で『全身運動でやる気スイッチON!』(無料)を開催する。定員は、市内在住の小学校4~6年生とその保護者10組。申し込み方法など詳細は、市健康づくり・食育アライアンスのホームページまで。