厳しい猛暑が続いているが、7日は「立秋」。宇治田原町の山里では稲穂が垂れ、秋桜(コスモス)が可憐な花を咲かせるなど、秋の気配を感じさせている。
日本緑茶発祥の地である同町では、5月の製茶シーズンを前に田植えを済ませてしまう農家がほとんどで、品種はキヌヒカリが主流。役場新庁舎の東側に位置する立川の糠塚あたりでも、たわわに実ってきた。
そして、この地にある袋谷親水公園の近くでは、町道の両サイドでコスモスの花が風に揺れている。【写真】
同町では、中山間ふるさと水と土保全事業推進委員会が中心となり、年間を通じて休耕田などに、様々な種をまいており、「ご自由にお摘みください」という看板も立てられる。
中でも目を引くのが「野生美」との花言葉を持つ『キバナコスモス』。オレンジ色の花が力強さをイメージさせる。
花言葉でいうと白いコスモスは「美麗」「優美」、ピンク色は「乙女の純潔」。そんなことを想いながら、小さな秋を摘み取るのもロマンチックだ。
「恋の終わり」という花言葉を持つ『チョコレートコスモス』は、ここには咲いていないので、カップルで来ても安心ですよ。