70周年 記念植樹とクラフトワーク/宇治市子ども会連絡協議会
ハナミズキの幼木を親子らが植え付け、70周年ムード上昇

宇治市子ども会連絡協議会(齊藤和男会長)の発足70周年を記念するイベントが24日にアクトパル宇治=笠取辻出川西=で開かれ、足を運んだ親子らが広大な自然に包まれた植樹式とクラフト作りを心ゆくまで満喫した。
コロナ禍、制約を強いられる子ども会の活動。
同会は、子供たちを取り巻く環境が厳しさを増す現代にあって、家庭・学校・地域を結び付ける役割を担い、自由に伸び伸びと遊べる場の維持・発展に取り組んできた。
感染防止のために本部・各支部とも思うように寄り合いを持てない。
毎年9月はじめに支部代表の児童たちが顔を揃えドッジボールやキックベースを続けてきた市子ども会球技大会は昨年度、アクトパルを会場にグラウンド・ゴルフを代替開催している。
発足70周年を記念した取り組みは、昨年同様に密集を避けることができる大自然の息吹きも充満した山間の地で行われた。
はじめに、管理棟食堂前に集まった参加親子14組47人と役員らがスコップを手にハナミズキ1本を記念植樹。「大きくなあれ」とばかり樹の根元にやさしく土を被せてやった。

木の切れ端や植物の実を使ったフォトフレームを完成

工作棟に場所を移したクラフト作りでは、親子がそれぞれフォトフレーム制作に熱を入れた。
工具を使い適当なサイズの木切れのほか、ドングリや松ぼっくりも貼るなどしたオリジナルを作り上げた子供たちの笑顔があふれた。
ほかに、首飾りやキーホルダー作りにもチャレンジ。
父の祐介さん、母の藍子さんに手伝ってもらい、兄の智陽くん(菟道第二小学校3年生)とともに制作に励んだ越野真帆さん(宇治幼稚園年長児)はどんぐりに目や口を描き入れお顔も出来上がった。「楽しく作ることができた」と声を弾ませた。
齊藤会長は「委員、役員が集まってミーティングするのも難しい状況が続いたが、各支部で参加者を募った」と伝える。新春恒例のカルタ大会はできるようコロナ収束を祈っている。