高知・四万十の生徒と遠隔交流/宇治・広野中
四万十の大正中生徒に画面を通して話し掛ける広野中の佐藤くん

宇治市立広野中学校(藤本いずみ校長)の2年生199人は3日、高知県高岡郡四万十町立大正中学校とビデオ会議システムZoomでつないだ交流授業を繰り広げた。
近くに四万十川の清流をたたえる大正中は高知県内で国語の研究指定を受けている。
取り組みを進める中、広野中の菊井雅志教頭と同校の須内康雄校長が懇意という縁でプレゼンテーション能力を高める一環の遠隔交流が実現した。
大正中の2年生は12人。
生徒たちは数人ずつの班に分かれ、それぞれの切り口で地元のアピールポイントを紹介した。
「食べて見て体験して学ぶ・四万十の自然の魅力」を掲げ、芋けんぴやしいたけ、鳴き声も聞かせたヤイロチョウ、観光名所の石の風車、欄干のない橋、ジップラインなどの観光スポットを取り上げた。
画面越しに四国からPRする生徒は「写真を撮ってみては」「水の中にダイブしてほしい」などと観光訪問を強く勧めた。
各教室で視聴した広野中生徒たちは「その施設に何人泊まれるの」「どんな動物がいますか」などと質問し、やり取りを盛んにした。
給食に芋けんぴ、しいたけは出るの?―と尋ねた佐藤蓮くんは「自然が好き。訪ねてみたい」と、映し出される川や森に関心を寄せていた。