来年の干支「寅・とら」の大絵馬が、宇治田原町荒木の大宮神社に奉納された。
たくましいトラが、笹の中から眼光鋭く現れ「勇躍」。そして諸願成就と開運を祈るという図柄を描いたのは氏子の芦原幸子さん。
来年は36年に一度の「五黄の寅」で、この年に生まれた人は俗に非常に気が強い…とされるが、千里を駆けて帰ってくるというトラの行動力に五黄のパワーが合わさった最強の干支とも言われており、コロナ退散への強い思いが込められている。
この大絵馬づくりは2008年の暮れから始まり、干支は2周目。画風は趣味の絵手紙を通じて取り入れた親しみやすさが特徴だったが、今回ばかりは勇ましさを強調し、宮司の五百磐顕一さんに笑顔を添えて手渡した。【写真】
絵馬の大きさは縦90㌢、横120㌢。元旦に本殿前に掲げられ、1月3日まで参拝者が願掛けできるようにする。
毎年、白い部分がなくなるほど願いや目標などが書き込まれ、今年の干支「丑・うし」の絵馬にも、「家族の健康を祈ります」「世界に再び笑顔があふれますように」など、ぎっしり400以上。
来年は「阪神タイガース優勝」というトラ・ファンの夢も添えられそうだ。
1月4日以降は社務所の前に飾られる。