初の議場開催、役場内で試験配信/久御山町議会常任委

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久御山町議会の予算決算常任委員会(岩田芳一委員長)が17日、映像配信設備が整った本会議場で開かれた。3常任委員会の一般への映像配信を見据えた取り組み。役場内に設置されたモニターに審査の模様が映し出された。本会議場で委員会が開かれるのは初めて。
同町議会の議会改革の一環。現状、本会議の模様は町ホームページでライブ配信と録画映像が視聴できるが、活発な議案審査の場である総務事業、民生教育、予算決算の3常任委員会についてもライブ映像配信することで、より開かれた議会を目指す。来年度中に実現したいとしている。

役場1階ロビーのモニターに映し出される委員会の模様

今回は試行実施のため一般への配信は行わず、議会棟と本庁舎に設置されたモニターにのみ映し出した。今後、問題点を把握し、議会運営委員会(戸川和子委員長)で運営方法などを検証していくことにしている。
この日の予算決算常任委員会では、付託された補正予算3議案について各担当課から説明を受け、質疑を行った。発言者へのカメラの切り替えも円滑に行われた。
中井孝紀議長は「(試行実施は)スムーズにできたのではないか」と好感触を得た一方で「画面の名前表示が発言者とかぶってしまっていた」とカメラのアングルの問題点も指摘。「議会運営委員会での検証結果を待ちたい」と述べた。
戸川議運委員長は「視聴者にとって見易いものとなるよう今後も試行を続け、議論を重ねていきたい」と述べた。

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