森林保全 実践で学ぶ/ecoット宇治
㈱永谷木材など3社から省エネの取り組み報告があった

宇治市地球温暖化対策推進パートナーシップ会議(ecoット宇治、居原田晃司会長)は23日、宇治市生涯学習センターで「ecoットカフェ」学習会を開いた。20人が参加し、森林保全や省エネの有効性について学びを深めた。
ecoット宇治は、家庭や事業者等が身近に楽しみながら取り組める温暖化防止活動を全市的に普及・啓発することを目的に2009年設立。環境学習や3R(リデュース・リユース・リサイクル)運動、森林保全活動を推進している。先月の学習会に続き、感染症対策で飲食物の提供は取り止めた。
この日の午前10時から、宇治・城陽の企業3社が省エネ実践を報告。このうち、㈱永谷木材=宇治市槇島町=の永谷英樹社長は、建築端材を用いた木工教室(昨年はコロナで休止)や、会社で集めたリサイクル(アルミ缶など)資源品を福祉施設へ贈呈するプロジェクトについて紹介した。

丸太に穴を開け、シイタケ育成用の「駒菌」を打ち込んだ

午前11時20分からは、同カフェで初開催となるシイタケ植菌体験があった。同会議のメンバーである森林ボランティア「フォレスターうじ」の会員が協力し、丸太にドリルで穴を開けた後、木片に菌を培養した「駒菌」を差し込んでいった。
丸太は、希望者が1本ずつ持ち帰り、日が当たらず風通しの良い場所に置いて生育してもらうという。