中学生がオンラインで読み聞かせ/宇治田原

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宇治田原町立維孝館中学校の2年生が8日、オンラインでの「紙芝居」読み聞かせに挑戦し、小学校の児童たちを大いに楽しませた。
10年以上続くふれあい交流活動で、これまでは維中生徒たちが、紙芝居を持参して同町の2小学校・幼稚園・保育所を訪問し、読み聞かせを行っていたが、コロナ禍により昨年はDVDに収録して配布。
今年は一歩進めて、電子黒板が3学期から更新された小中学校間をオンラインでつないだ。
この日、結ばれたのは維中2年1組と宇治田原小の1年生2クラス。

「オンライン紙芝居」はじまり、はじまり~拍手で迎える

生徒たちは6グループに分かれ、3班が1クラスを担当。65型の大型画面に紙芝居が映し出されると、児童たちが拍手で迎えた。
第1演目は『かえるのはなし二つ』。「ぱんくがえる」と「ぺちゃんこがえる」の結末に笑顔が弾けると、その様子を先生が、タブレットを使って双方向のZoom配信。「この話、知ってるけど、中学生が読んでくれると、ずっと面白くなる」などの感想も添えた。
次は生徒たちが「寒い時は、どうするの」と質問。「こたつでミカン」などと返すと『かおりちゃんのマフラー』が始まった。
そして「給食では何が好き?」という質問には、一斉に手が上がり「カレー」。
すると『ドッカーン!カレーのしま』はじまり、はじまり~。
この展開に児童らは目を輝かせて引き込まれていった。
10日には維中2年2組が田原小の児童にオンライン読み聞かせを行う。両日の映像はDVDに収録され、うぐいす宇治田原幼稚園と町立保育所にも届けられる。

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