フラワーアレンジメント、写仏に挑戦/久御山「佐山まなび塾」
フラワーアレンジメントを楽しむ佐山っ子

地域の文化を学ぶ「佐山まなび塾・みんな集まれ佐山っ子」が26日、大松寺(富田孝順住職)=久御山町佐山双置=で開かれた。地域の小学生やその保護者ら約30人が参加し、地元への愛着を深めた。
同塾運営委員会(坂正義委員長)が主催し、佐山子供会が共催。今月初めに大阪へのバスツアーを予定していたが、新型コロナまん延防止措置期間中だったため中止。代替として、内容を変更して今回のまなび塾を開催した。
まず、近所の生花店「フラワー&グリーンSAHO」=久御山町佐山双置=の人長佐保店長がフラワーアレンジメントを手ほどき。レザーファンで花の下の空間を埋め、5色の内から3色のカーネーション、3色の内から1色のヒペリカムを選び、吸水スポンジに挿してバランスよく配置し、それぞれに個性あふれる作品が出来上がった。人長さんは「マイナスイオンを浴びたり、好きな色を選ぶカラーセラピー効果で健康にも良い」と、その魅力を紹介した。

ひな人形も飾られる中、写仏に取り組む佐山っ子

写仏では、富田住職から「深呼吸して、心を整え、静かに」とアドバイスを受け、お釈迦様やお地蔵様が描かれた台紙に半紙を透かして丁寧になぞり、集中力を養った。10分間の座禅で精神統一も図った。
最後は昨年の第75回全国茶品評会のてん茶部門で1等1席(1位)、農林水産大臣賞を受賞した同地区の茶農家・阪田広樹さんの製茶工場を見学。〝日本一〟が久御山に存在することを肌で感じた。
なお大松寺では、立春明けからひな人形が飾られており、4月3日(旧暦3月3日)まで公開されている。