新緑が美しい季節を迎え、城陽市寺田の鴻ノ巣山散策道では、この時期、朝夕を中心に多くの市民がウオーキングに励み、健康維持に努めている。
その登り口にあたる水度神社（水田清比古宮司）では、本殿周囲に植えられている深紅色のキリシマツツジが見頃を迎え、木々の緑とのコントラストが地域住民の心を癒している。
以前は、水度神社の春祭り（祈年祭）が執り行われる４月29日ごろに満開を迎えていたキリシマツツジだが、このところは温暖化の影響もあり、見頃が早まる傾向にある。
水田宮司によると、今年は先週初めごろ色づき始め、境内の日当たりよって多少、木々の早い遅いはあるが、今週末から来週初め頃が最も見頃となりそう。
新緑だけでなく、室町中期建立の本殿は、２０１９年秋に37年ぶりの改修工事を終えたばかりで鮮やかな朱色が見事に復元され、キリシマツツジの濃紅色との絶妙のハーモニーが楽しめる。