宇治で初開催 全国から集結/社交ダンスグランプリ大会
情熱的な踊りで会場を沸かせたダンサーたち

国内最大規模の社交ダンス大会「2022ダンススポーツグランプリin京都」が17日、西宇治体育館で開かれた。情熱的な踊りが繰り広げられる中、地区大会で寄せられた平和募金が、ウクライナの選手へ託された。
日本ダンススポーツ連盟が主催する競技会の一つで、名だたるプロの選手たちが実力を競う。上位ランクのペアは、来年行われる世界選手権大会への出場候補となる。
宇治はもちろん京都でも初めて開催される全国大会で、北海道から九州まで選手が集結。宇治観光土産品組合の協力により、宇治茶や和菓子などご当地の土産物ブースが特別に準備された。
午前10時に開幕した会場には、色鮮やかな衣装に身を包んだダンサーたちが、情熱的な音楽に乗せて次々と技を披露。プロの大会のほか、シニア・ジュニア選手の選考会も合わせて開かれ、演技と審査は夜まで続いた。

人道支援の寄付を託された(右から)オレクシー・グザー&太田吏佳子両選手

午後に行われたグランブリカップ(スタンダード区分)で見事に優勝を飾ったのは、ウクライナ出身のオレクシー・グザー選手のペア。母国の平和を祈り、今月以降関西で行われた競技会で有志が協力した支援金、合計24万円が同選手へ託された。