3回目は初の夏開催/宇治田原「やましろのくにラリー」
商工会青年部の松本和晃さんと福永隆至さんが再びチャレンジだ

初の夏開催となった宇治田原町庁舎=立川坂口=を発着する「やましろのくにラリー」第3弾が24日に同町内で行われ、フルスロットルのラリーカーは山道でタイム更新にチャレンジした。
「やましろのくにラリーin宇治田原」は、JAF公認のJAF中部・近畿ラリー選手権第3戦とJMRC近畿SSラリーシリーズの第2戦。
前日にレッキ(試走)を行い、この日はYantan(鷲峰山など約9・3㌔)とDawara(御林山など約2・5㌔)の2コースでタイムアタック計6本に挑んだ。
国道と町道はリエゾン(タイムと関係のない)区間として、一般車と同様に走行し、カッコよさが町民らの目を引き付けた。
昨年3月以来の今回も、カラフルなデザインと数多くのスポンサーステッカーに彩られたラリーカー34台が林道を疾駆。

フラッグを振り鼓舞した西谷町長とMC髙さん

国内外で活躍するドライバー・福永修さんが競技長となり、チームオサムファクトリー(T・O・F)が主催。地元にラリーを根付かせる夢を一つずつ前進させている。
晴れ渡った夏空のもと、会場MCに地元をにぎやかに演出する髙真理子さんが初登場し、各チームの意気込みを引き出した。
スタートに合わせ福永さんとゲートに並んだ西谷信夫町長が元気いっぱい町章旗を振り、クルーの健闘を祈って各車が順に出発。
オフィシャル、スタッフは大会本部のある町庁舎をはじめ、ルートの各ポイントと林道周辺に配置され、円滑な運営に努めた。
今回も開催に向け、樹々に包まれる鷲峰山などの林道整備と倒木除去などに尽力した。

愛和金属・オサムF・GRヤリスがゴー

関東や中部地方など全国各地からドライバーと同乗者が参戦する中、依然続くコロナ禍に対する感染防止と安全無事故に努めた。
田原の町を行き過ぎるラリーカーと対面した町民は思いがけずカラフルな車両に手を振って応えるなど好走をサポートした。
そして、前回に続いて、宇治田原町商工会青年部の福永隆至さんと松本和晃さんも再びヴィッツ乗車で勇躍、出場。
地元から数多くの協賛を得て、車体の隅々までロゴステッカーを貼り「地元企業応援カー」として町内道路、林道を駆け巡った。
YouTubeチャンネル「ラリードライバーへの道」で関連動画を見ることができる。