真夏の中央公園を満喫/久御山
手ぶらで公園へやって来てバーベキューを楽しむ若者グループ

久御山中央公園で24日、「KUMI・SUMMER~くみやま夏広場へようこそ~」が開かれた。バーベキューやキッチンカー、フリーマーケットなど、子供から大人までが真夏の中央公園を満喫した。
同公園の再整備後の活用方法を探る実験イベント「くみやま・まちのがっこう・2022~withコロナ社会での食と遊びの実験~」の一環。主催は公園を楽しく活用するために集まった住民主体の運営組織「KUMIDAN(くみだん)」。町建設課との共催。
児童広場には、バーベキューに必要な機材や食材が公園に来てから調達できるという有料のバーベキューサイトが設けられ、手ぶらで公園を訪れた6組の家族連れや若者グループが手軽に利用していた。
自分の家族のほか、友人家族も誘って計9人でバーベキューに参加した町内在住の30代の男性は「近場の中央公園でバーベキューがやりたいと思っていて、それが叶った。こういった場所をまた開放してほしい」と、今後に期待していた。
水遊びエリアでは、簡易プールに入り、水しぶきを上げて喜ぶ子供たちの歓声が響いた。ペットボトルで風鈴や水鉄砲を作るワークショップが子供たちの人気を集めるなど、公園は猛暑の気温とは裏腹に、人の笑顔があふれる温かい雰囲気に包まれた。

ナスビについて説明する西村九三男さん(右端)

この「夏広場」と同時に、「久御山野菜収穫体験」も行われ、町内から参加した親子連れらが町内2カ所の農園を巡り、今が旬の万願寺トウガラシとナスビを農家の話も聞きながら収穫。〝農業のまち〟を体感した。
参加者はまず㈱村田農園=村田正己代表取締役、北川顔=のハウスで万願寺トウガラシを収穫。市場価値が高いという大きくてまっすぐな実を探し、袋いっぱいに詰め込んだ。20㌢ほどの実に驚きの表情を見せていた。
多品種の京野菜を生産する西村農園=相島=では「ふわとろ茄子」など4種のナスビを収穫。「フルーツ茄子」のリンゴのような香りを確かめたり、農園を営む西村九三男さんから調理方法も教わった。「賀茂茄子」もプレゼントされ、5種のナスビを持ち買った。
食育の一環で2歳の娘と参加したという町内在住の女性は「実際に育てている所を見れて、おいしい食べ方も教えてもらえた。親子ともに楽しめました」と、満足げに話した。