紫外線ビーズでブレスレット作り/宇治
分かりやすく手順をひも解いた藤原清さん

宇治市の広野公民館(久保田正宏館長)で27日、小学生対象の科学教室「紫外線ビーズでブレスレットをつくろう」が開かれ、11組19人の親子たちがサイエンスの楽しさに心躍らせた。
講師に招かれたのは、「科学クラブ26」代表の藤原清さん=神明石塚=をはじめ、沖田紗世子さん、花岡康夫さんの3人。
藤原さんは市生涯学習人材バンクに登録する講師として、同館で教室を続けて20年近くになる。
立命館大学や東京理科大学でゼミ生や講師を目指す若者にも長年、手ほどきしている。
理科ぎらいをなくすには、楽しむこと。興味付けを―と、藤原さんの熱意で続けられる科学教室。
この日は、はじめにキューブや万華鏡を持ち出して、万華鏡の中にある仕切りを突き破るように見える「光の効果」のほか、コップの半分を満たした水を逆さに、板を当てれば空中、水が漏れ落ちない作用を子供たちが目の当たりにした。

児童にアドバイスする沖田さんら「科学クラブ26」メンバー

いよいよ本題のUVビーズを材料にしたブレスレットづくりでは、手首回りの寸法を取ったひもにビーズを通していき、「おひさまの光で、アクリル製と交じった紫外線チェックビーズの色の変化を見てみよう」と呼び掛けた。
児童は一人ひとり手作りしたブレスレットを光にかざし、エネルギーが出入りすることで色が変わる様子にじっくり視線を注いだ。