「日常点検」テーマに「技術」連携授業/宇治・広野中
日産GT-Rのボンネットを開けエンジンオイルの状態を確かめる

宇治市立広野中学校(藤本いずみ校長)で、日産京都自動車大学校=久御山町林八幡講=と連携した技術・家庭科の授業が行われ、2年生216人は自動車と自転車の仕組みと日ごろの整備について理解を深めた。
技術分野のエネルギー変換にかかる内容のうち、保守・点検がテーマ。
同校までやって来た日産大学校の学生は、6クラスごとに日常点検や車検などを講座で手ほどき。
後半となる16日には、実車を前に生徒たちが日常点検の様子に目を凝らした。日産大学校からリーフとセレナ、価格1500万円という真っ赤なGT‐Rの合計3台がお目見え。学生6人と教員3人も訪れ、学生たちは照明機器のチェックやエンジンルームの出発前確認、タイヤの空気圧など、日ごろの点検作業を実践してみせた。
ブレーキを踏みスタートボタンを押してGT‐Rのエンジンをかけてみせた横田修馬さんは「普段乗る車よりエンジンのいい音が心地良かった。点検は大切だ、と家族に伝えたい」と声を弾ませ、クラクションやウオッシャー、パワステの操縦性などを心行くまで味わった。
同校ではほかに、プログラミングと自動運転をテーマに日産大学校との連携授業を行っている。