世界記録!1032人の手紙/城陽青年会議所
届いたギネス記録認定証を奥田市長へ披露した(今月11日)

城陽青年会議所(JCI城陽)=谷口智哉理事長=による実行委員会が9月に実施した「24時間でタイムカプセル収納品を持ち寄った最多人数」へのチャレンジで、米国での記録・1016人を16人上回る「1032人」の手紙が寄せられ、世界記録を樹立した。今月、JCI城陽の役員が市役所を表敬訪問し、奥田敏晴市長にギネス認定証を披露した。

ロゴスランドを訪れた家族連れたちが手紙を書いた(9月18日)

JCI城陽のまちづくり活性化事業の一環で開かれたイベントで「10年後の自分、大切な人に送る手紙」と題して実施。ロゴスランドを会場に、予め準備した手紙を持ってきてもらったり、来場者へ声を掛けて寄稿文を書いてもらったりした。
事業を担当した鶴谷啓明・副理事長によると、手紙を書く場所がタイムカプセルを埋める敷地内に存在すること、1人が複数人の手紙を持ってきてもカウントは1人とすることなど、記録の判定には厳密なルールがあるという。
実行委では当日(先月18日)の夕方までに達成を見込んでいたものの、同所で開催予定の市青少健主催「あそびのはくぶつかん」が、台風接近のため前日に急きょ中止され、集客面で大打撃に。スタート時点で黄信号が灯っていた。
来場していたギネス公式記録員から、ビデオ録画をしておくようアドバイスを受けた実行委。セレモニーで祝賀の挨拶をするはずだった奥田敏晴市長も、来場客に声掛けして協力を求めた。スタッフたちの懸命な活動は、夜8時を回るまで続いた。

夜8時を回り、モニュメントに手紙を運び込むスタッフ(9月18日)

〝ビデオ判定〟を経て、10日後。ギネスワールドレコードジャパン㈱の事務局から「ギネス更新」の吉報を受け、JCI城陽メンバー一同、胸をなで下ろした。
今月11日の表敬訪問では、谷口理事長ら役員3人が来庁。「街頭のティッシュ配りと同様、立ち止まって書いてもらうまでが大変だった。こんなに苦労するとは」と振り返った。
また「企画ができてからも場所探しが大変で、ロゴスランドさんに協力をいただけてありがたかった。(趣旨に賛同して)皆さんが来てくれたことに意味がある。これからも市と一緒に何かできればいいと思う」と喜んだ。
奥田敏晴市長は「悪条件の中、良く成功したと思う。ギネスに挑戦、成功してくれてうれしい。城陽の成長と可能性、まちの躍進と共に、皆さんが歩んでいってほしい」とねぎらった。