子供の安全「ながら見守り」で/城陽
「ながら見守り中」のマーク付きエコバッグを配布する城陽中の生徒ら

「ながら見守り」なら誰でもできる。城陽署(森功治署長)は府民協働防犯ステーション活動の一環として、地元スーパーへの買い物の行き帰り等に子供たちの安全を見守っていることをアピールするライトグリーン色のエコバッグ=縦31㌢、横39㌢=を改良し27日、アル・プラザ城陽南側入口付近で、買い物客らに150袋配布した。
2018年5月に新潟県内で下校途中の女子児童が殺害されるという痛ましい事件が発生したことを受け、政府は同年6月に『登下校防犯プラン』を閣議決定。府警も「子供の被害は、下校時(15~18時)に集中している」、「既存の防犯ボランティアの高齢化や共働き家庭の増加により〝地域の目〟が減少し、見守りの空白地帯が生じている」などの課題に対応した取り組みを展開している。
アル・プラザ城陽での活動には、地元の「富野っ子見守り隊」の徳光順孝隊長、民生児童委員の生駒教さん、富野小PTA会長の太田健司さん(市議)と、城陽署で職場体験中の城陽中2年の新田結唯さん、小西優衣さん、舟川拓くん、津吉俊昊くんの4人が「買い物を下校時間に合わせ、ながら見守りを」と協力をお願いし、中央部のマークを大きく改良したエコバッグを配布した。
生徒のうち、舟川くんは「このエコバッグを使ってもらい、地域が一つになって、より安全な街になればうれしい」、新田さんは「温かくエコバッグを受け取っていただき、良かった」と感想を述べた。