6色の虹 彩り添える50周年/宇治市立北小倉小
6年生が周年記念となる虹プロジェクトをプレゼンテーションした

1973(昭和48)年4月に開校した宇治市立北小倉小学校(中野正彦校長、207人)=小倉町堀池=で29日、創立50周年記念式典が開かれ、6年生児童と保護者、教職員、来賓らは節目を祝い、地域とともに歩む未来へ思いを馳せた。
同校は、西小倉小から分離・開校した市立で20番目にできた小学校。
西小倉地域の北部に位置する域内後発の住宅開発は、団塊ジュニアに重なる70年代に数多い児童を数え、これまでに4400人を超える卒業生が学び舎を巣立った。
巨椋池干拓地に接して田畑は広がり、豊かな自然の眺望は変わらず、学校と住民との結び付きも強い土地柄ながら他と同様に劇的な少子高齢化に直面している。
式ははじめに、北川久絵実行委員長が「全国でも珍しい1~3年生までの変則開校。今後、小中一貫校開校へ残された時間も、児童は元気にひと回りもふた回りも大きく育って。発展的移行を願っている」と挨拶。
来賓の松村淳子市長は「地域も愛情と信頼も厚く、温かく児童を見守ってこられた。3小1中の施設一体型一貫校の26年開校へ地域と進めていきたい」、堀明人市議会議長は「児童たちは物事をポジティブに、確かな歩みを。大きく羽ばたいて」、岸本文子教育長は「関係者の努力に感謝と敬意を表したい。小中連携の研究にも取り組まれてきた」と祝辞を添えた。
このあと、6年生41人は、半世紀の節目に各学年で取り組んだ虹プロジェクトをプレゼンテーション。
昇降口や運動場といった校内の各箇所をカラフルなレインボーに染めて「虹を架けた」思いを熱く伝えた。