大空へ 夢運ぶバルーン/宇治市立御蔵山小
バルーンセレモニーで900個の風船が大空へ放たれた

宇治市立御蔵山小学校(濵田昌一校長、636人)で26日、創立50周年の記念式典と祝賀セレモニーが開かれた。
同校は1973(昭和48)年4月、計画当時に児童数1000人を超えていた木幡小学校から分離し、市内14番目の小学校として開設された。
午前9時から体育館で開かれた式典には、来賓の松村淳子市長、堀明人市議会議長、井関守・第8代校長が祝辞。6年生の児童たちが「よろこびの言葉」を発表し、節目を祝った。
ランチルームには「思い出の写真館」として地元住民から寄せられた小学校の歩みを展示。グラウンドにテントを張ったキャンプ活動や、運動会でのラジオ体操のシーンなど約30点が飾られていた。

空へ消えていく風船を見守る児童たち

記念事業実行委員長の渡瀬祐志・育友会会長は「地域の皆さんが、学校ができる前の写真などを持参し、様々な思い出話を聞かせてくれた。地域との距離が近く、絆があると感じられた」と話した。
正午前に、全校児童がグラウンドに集まり、祝賀のバルーンリリースを行った。「3・2・1・0」のカウントダウンと共に、色とりどりの風船900個が、子供たちの夢と希望を運んでいった。