初の「全」市民第九、アリーナにあふれる歓喜/京田辺
一休フィルハーモニーと共演し会場に歌声を響かせた市民合唱団員たち

京田辺のミュージックシーンを一層盛り上げる第1回「全」市民第九演奏会はクリスマスイヴの24日、田辺中央体育館アリーナで開かれ、約260人の聴衆はフルキャストの音色と歌声に酔いしれた。
京田辺音楽家協会(竿下和美代表理事)と同実行委(北川貞大実行委員長、高校生~50代までの13人)が主催。
地元ゆかりの演奏家約60人が集まるプロオーケストラ「一休フィルハーモニー」が演奏を繰り広げた。
関谷弘志さん指揮で、永野涼子さん(ソプラノ)、田中美緒さん(メゾソプラノ)、廣瀬響さん(テノール)、仲田尋一さん(バリトン)が出演。
萬田一樹さん合唱指揮のもと、14歳~70代までの男女約100人からなる合唱団員は、ドイツ語の歌詞を堂々と歌い上げた。
ベートーベンが曲に込めた人類愛や平和のメッセージ、「歓喜」の音色は会場に鳴り響き、盛んな拍手に包まれた。
来年2023年に、この日の演奏録音が人口衛星に搭載され宇宙へ旅立つという。
第2回は2023年12月23日(土)にけいはんなプラザメインホールで午後3時から開演する。