「生きがい探しのすすめ」高齢者ガイドブック作成/宇治市
ガイドブックを披露する松村市長

宇治市の松村淳子市長は、27日に開いた会見で、生涯現役社会の実現の一助となるガイドブック『生きがい探しのすすめ~高齢者が住み慣れた地域で、生き活きと暮らしていくために』を5000部作成し、来月から市役所、コミセン、公民館などに置き、希望者に配布することを発表した。
市高齢者保健福祉計画・第8期介護保険事業計画(2021~23年度)では「すべての高齢者が住み慣れた地域において、健やかに、生きがいをもって、安心して暮らすことができる」との目標を設定。実現のため「介護」、「医療」、「住まい」、「予防」、「生活支援」に、「社会参画」、「生きがい」を加えた『宇治方式地域包括ケアシステム』を掲げ、その構築を推進している。
今回、社会参画、生きがいに係る高齢者向けの情報を集約し、A4版100㌻の冊子として発行した。索引では『生きがい探し』として、働き続けたい人、地域の役に立ちたい人、教養を深めたい人、趣味を充実させたい人、仲間を見つけたい人、楽しく外出したい人、活動拠点を見つけたい人と市民目線で欲しい情報に到達できるよう配慮。『生きがい応援』では活動費助成などの情報を掲載した。
市では、かつて福祉制度の情報を網羅した『生き生き手帖』を作成していたが、財政健全化推進プランの影響などで17年度発行をもって終了。市全体の情報を掲載する『くらしの便利帳』に集約したが、今回、角度を変えて社会参画、生きがいの視点で新規作成した。