久御山町は、3月18日(土)のJR奈良線の京都~城陽間、山城多賀~玉水間の複線化開業に伴い、同日から21日(火・祝)まで、JR京都駅構内で開かれる「展示・沿線市町PRイベント」で「黄金の茶室」を展示する。町産の農産物や農林水産大臣賞を受賞した抹茶やてん茶も販売し、「ものづくりのまち久御山」をPRする。
黄金の茶室は、2017年の「お茶の京都博」を契機に、東京大学川添研究室のデザイン・設計のもと、町内の10社が技術力を結集して作り上げた。豊臣秀吉が千利休に命じて作らせたとされる茶室を現代に復活。町の強みである「ものづくり」の技術が凝縮されている。現在は、来庁者が見学できるように町役場1階ロビーに展示されている。
茶室は今回のイベントで、18~21日の4日間限定で京都駅ビル西口広場(西口改札正面)に展示される。18、19日には、お茶京都DMOによるイベントも開かれる。
21日には町のPRイベントとして、同茶室の見学のほか、抹茶お点前のデモンストレーション、抹茶・てん茶・グリーンティなどの販売、野菜・ジャム・おかきなどの販売もある。
なお、JR奈良線の第2期複線化工事では、藤森~宇治、新田~城陽、山城多賀~玉水の計14㌔が複線化。利用者が多い京都~城陽の完全複線化が完了したことで、利便性のさらなる向上が期待されている。