議会活性化への取組が評価/「町村議会表彰」久御山町議会
「町村議会表彰」を喜ぶ久御山町議会の14議員

久御山町議会(中井孝紀議長、14人)は、議会活性化への取り組みなどが評価され、全国町村議会議長会(南雲正会長)の「町村議会表彰」を受けた。地域の振興発展、住民福祉の向上へ議会活性化を図り、その功績が認められた。
1979(昭和54)年、2006(平成18)年に続いて3回目の受賞。先月8日に開かれた全国町村議会議長会の第74回定期総会で表彰を受け、同20日の府町村議会議長会(会長=北村吉史・大山崎町議会議長)の第73回定期総会で、中井議長が伝達を受けた。
同町議会では2021年4月に定例会の会期を概ね1年とする通年議会を導入したほか、当初予算、補正予算、決算に関する議案審査や会期を通して予算関係の事務事業を一体的に調査・研究する予算決算常任委員会の新設、同委員会の動画配信、議会モニターの展開など、議会の機能強化へ向けた取り組みが評価された。
中井議長は「大変名誉なこと。歴代の議長をはじめ、議員の方の努力の積み重ねの賜物」と感謝。「通年議会を導入することで、専決処分ではなく、特別会議を開いて必要な事業内容の説明を受け、審議して議決していくという議会の機能強化が図れた」と振り返り、今後について「総務事業常任委員会と民生教育常任委員会の議案審査の模様も動画配信する準備を進める。また住民懇談会を通して、各種団体、住民の皆さまから声なき声を拾い上げ、議会の活性化に努めていきたい」と、さらなる改革への取り組みに意欲を示している。