働くと元気が出る/宇治・高齢者ら運営のカフェ開店
スタッフとお客さんとの話がはずむ

宇治市役所8階喫茶スペースに9日、「ともいきカフェ『遊々』」がプレオープンした。
同カフェは昨年5月から約1カ月間、宇治市長寿生きがい課と京都文教大学との連携事業「宇治市高齢者アカデミー」の受講生たちにより、高齢者の居場所・生きがいをテーマとした卒業研究の一環として小倉町で、期間限定のシルバーカフェとして開かれていた。今回のプレオープンは、これを踏まえた新たな出発となるもの。
開店は毎週木・金曜日の午前9時30分~午後2時。メニューはコーヒー・紅茶などのドリンクのほか、トースト(バター・シナモン・抹茶)を提供する。
この日は開店時間に、松村淳子宇治市長が来店。抹茶トーストとコーヒーを注文し、「おいしかった。(見晴らしのいい)この景色で、皆さんとおしゃべりしながらいただくのはいいですね」と話した。
スタッフの橋本よし子さんは、フラワーデザインの教室で教える一方、カフェにも出勤。「働いていると元気が出る。いろいろな人に来てもらいたい」と期待を膨らませた。
同喫茶スペースは、「遊々」の運営状況を見つつ、コミュニティカフェとして運用される予定。今後、福祉関係など他団体も入ることが考えられるという。