統一地方選・前半戦の京都府議会議員選挙「宇治・久世区」(定数5)は9日投・開票が行われ、維新新人・楠岡誠広氏(43)がトップ当選を飾り、維新に初の議席をもたらした。2位以下は立民現職・田中美貴子(63)、共産現職・水谷修(66)、自民現職・藤山裕紀子(45)、公明新人・池田輝彦(58)の4氏。自民現職・荻原豊久氏(57)が落選した。現職落ちは32年ぶりで、自民は2議席死守に失敗した。投票率は39・68%(宇治市39・48%、久御山町42・01%)と過去最低だった前回(37・68%)から2ポイント上昇した。

■自民・園崎氏トップ当選/府議選「城陽区」
府議選城陽区(定数2)は自民現職の園崎弘道氏(43)=公明推薦=が1万票超えでトップ当選。国民現職の酒井常雄氏(61)も議席を守り切り、ともに4選を果たした。今回も城陽区では、知事与党が2議席を独占。悲願の議席獲得を目指した共産新人の岡本やすよ氏(73)は次点となった。無所属新人の河合力氏(68)は支持が広がらなかった。投票率は、前回から0・89ポイントダウンの過去最低37・01%だった。