16日に告示された京田辺市長選は現職・上村崇氏(50歳・無所属)=自民・公明・連合推薦=のみが立候補し、無投票での当選が決まった。支援者らに囲まれ笑顔弾む上村氏は2期目へ気を引き締めた。
大方の見立て通り無投票決着に―2019年4月から1期4年を全うし、客観評価を得られる選挙戦を望んだ上村氏だが対抗馬は現れずに、1日限りの街頭活動に力を込めた。
京田辺で生まれ育ち市議・府議の経験と研さんを積み、市長選に初挑戦した15年は三つ巴の戦いでわずか142票及ばず惜敗。
19年の市長選では自・公推薦候補との一騎打ちを制し、リベンジを果たし、初当選を飾った。
そして今回、これまでの支持母体に加え、「きのうの敵はきょうの友」さながら自・公の推薦を得るなど支持層を大幅に広げ、他の追随を許さなかった。
この日、選挙事務所を構える花住坂で報告会を行い、上村氏と支援者、近隣市町トップらが並び万歳三唱し、支援者から花束が贈呈された。
上村氏は「4年の通信簿という意味で選挙戦を戦おうと思っていた。どれだけ市民から評価いただけるのか。次の4年頑張れ、と言ってもらえるか。選挙戦を通じ、評価いただける機会だと。1週間を通じ、こういうまちにしたいと思いを伝え理解してもらう。しかし、無投票当選であります。満足はないが、市民に支えていただいた一つの大きな結果。近隣市町と連携、南部広域として大きなまちづくりを進めたい。まだまだ未熟。市民にしっかりと願い、訴え、ともにまちづくりを進めるのが重要。対話を行い、市役所一丸で市の発展に取り組みたい」と声を強めた。