「おはしもすき」迅速避難/宇治田原の小学校で訓練

宇治田原町立2小学校で20日と21日に地震を想定した避難訓練が行われ、「おはしもすき」という防災用語に則って児童たちが迅速に行動した。
「お」押さない、「は」走らない、「し」しゃべらない、「も」戻らない、「す」素早く、「き」聞く…という教訓。
揺れを感じたら、まず自分の命を守ること。「スイカ」ぐらいの強度しかない…と言われる頭を一番に守らなければならない。
教室で地震の一報を受けた児童たちは、すぐ机の下に潜り込み、そのあとは落ち着いてグラウンドに集団避難。
宇治田原小学校では芦田浩章校長が「日本では昨年、震度1以上の地震が約2000回、震度3以上が約200回、震度5以上も15回発生しています」と伝え、心構えの大切さを胸に刻んだ。
そして、6年生40人は京都南部地方に配備されている府立消防学校管理の起震車に乗り込み、震度5強の揺れを実際に体験。
その激しさに驚きながらも、素早く自らの命を守る行動に移った。【写真】