神輿、鳳輦 まちをゆく/宇治上神社

世界遺産・宇治上神社(宇治市宇治山田、宮村徹宮司)の神幸祭が3日、還幸祭が5日に執り行われ、同神社を氏神にしている槇島東地区を4年ぶりに神輿が巡行。触れ太鼓と威勢の良い掛け声が響いた。
家内安全や豊作を祈願する祭礼。
コロナ禍による3度の「居祭り」を経て、神幸祭では神社奉賛会(井内英樹会長)の氏子らが、仁徳天皇の御霊を乗せた神輿(みこし)を煌びやかに飾り付け、鳳凰が描かれた鳳輦(ほうれん)には菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)の御霊を移して、お旅所のある槇島集会所(槇島町北内)まで巡行した。
祭礼を盛り上げる真木島「しままつり」は今年も取り止めたが、還幸祭には氏子の子供たちや校区の北宇治中学校の生徒たちも含め、白いハッピ姿の約140人が参加。
地区内を練り歩いたあと、宇治川右岸上流の宇治上神社に向けて出発。行楽客でにぎわう宇治橋の上を颯爽と進んだ。
そして午後4時前、無事に神社境内に到着。【写真】
「この3年間は長かったが、氏子の皆さんが、しっかり神輿飾りの〝結び〟などを継承してくれた」と、総代代表の中川克己さんもホッと胸をなでおろす中、神事を挙行。
宮村宮司の導きで、総代や奉賛会の役員らが順次、玉串を奉奠し、本殿へと厳かに御霊が戻された。