かわいい「コケ手毬」完成/久御山で「寄せ植え教室」
コケ手毬作りに挑戦する参加者

 久御山町老人福祉センター荒見苑で27日、「草花教室」が開かれた。町内の高齢女性が、丸くてかわいい「コケ手毬」【写真】を完成させた。
同教室は久御山町生きがいづくり事業の一環。伏見区淀際目町で観葉植物のレンタル・販売を行う「プランツ・アリーナ・スパティー」のフラワーデザイナー樋口正和さんと重田高宏さんを講師に招き、ユニークな寄せ植え作りなどを紹介している。
今回は苔玉をかわいらしくアレンジ。苔の代わりにアクリル毛糸を巻きつけ、手毬のように仕上げるコケ手毬作り。午前と午後の教室に参加した計31人が挑戦した。
使用した苗は、参加者の幸せと健康を願い、妖精が宿る木として人気のガジュマルと、3~5年後には収穫も可能というコーヒーの木。参加者は2人からアドバイスを受けながら、まず、それぞれの苗の根の部分に、おにぎりを握るようにミズゴケを丸く付着させた。それを淡いブルーとピンクの毛糸を巻きつけて覆い、最後に目を取り付けた。
ミズゴケがうまく付着しなかったり、毛糸の巻きつけに難しさを感じながら、コケ手毬を完成させた参加者たち。見て育てて楽しめる労作に笑顔を見せていた。