宇治田原町役場=立川坂口=を発着する「やましろのくにラリー」第4弾は23日に同町内で行われ、初めて特別観覧席が設けられたスタート地点をはじめ町内外から来場した約200人が見詰める中、フルスロットルのラリーカーはリエゾンを行き山道でタイム更新にチャレンジした。
「やましろのくにラリーin宇治田原」は、JAF公認のJAF中部・近畿ラリー選手権第3戦とJMRC近畿SSラリーシリーズの第2戦。
前日の土曜にレッキ(試走)を行い、最終日はYantan(鷲峰山など約9・3㌔)とDawara(御林山など約2・5㌔)の2コースでタイムアタック計6本に挑んだ。
国道・町道はリエゾン(タイムと関係のない)区間として、一般車と同様に走行し、爽快が町民らの心を引き寄せた。
昨年7月以来の今回も、カラフルなデザインと数多くのスポンサーステッカーに彩られたラリーカー28台がスペシャル・ステージ(SS)を疾駆。
国内外で活躍するドライバー・福永修さんが競技長となり、チームオサムファクトリー(T・O・F)が主催し、ゆくゆくは山城全域にまたがるラリーを―と夢見る。
晴れ渡った空のもと、会場MCに地元をにぎやかに演出する髙真理子さんが連年登場し、各チームの意気込みを巧みに引き出した。
スタートに合わせ福永さんとゲートに並んだ西谷信夫町長が元気いっぱい町章旗を振り、クルーの健闘を祈り各車は順に出発。
終盤、町商工会青年部のスタートの際には、地元関係者が取り囲んでエールを送った。
オフィシャル、スタッフは大会本部のある町役場をはじめ、ルートの各ポイントと林道周辺に配置され、円滑な運営に努めた。
週初め、樹々に包まれる鷲峰山などの林道整備と倒木除去なども行い、関東や中部など全国からドライバーと同乗者が参戦する中、安全・無事故に努めた。
田原のまちを行き過ぎるラリーカーと対面した町民はカラフルに手を振り応えるなど好走をサポート。
お馴染みの宇治田原町商工会青年部は再び出走して雄姿を町民の瞳に焼き付けた。
「地元企業応援カー」疾駆のみならず、町役場前に女性部、セブン販売車とブースを並べ、特産のお茶やタオルなどをアピールし、来場者と交流を深めた。