理解教室拡充など一層連携/宇治市、京大宇治が懇談
子顕微鏡の性能について説明を受ける松村市長ら

京都大学宇治キャンパスと宇治市との連携協力懇談会が26日、同キャンパスで行われた。
両者は教育、研究、防災・災害対応、広報などの各分野において相互協力する旨の協定を2014年11月に締結。特に将来の研究者となる子供たちの「理科嫌い」が叫ばれて久しい中、夏休み親子理科教室、中学生理科教室、京大出前授業などを実践している。
この日、理科教室の定員拡充、出前授業の実施校拡大などについて双方が合意。同キャンパスが所有する「きはだホール」の利用拡大も模索することを決めた。
同キャンパスからは大型バスがアクセスできるよう、周辺道路の大型通行止めの解除を願い、市は「警察と協議したい」と説明。7~8年先に大規模な施設整備を計画しており「高さ制限(20㍍)の緩和を」と求め、松村淳子市長は「他との兼ね合いもある。早めに教えてほしい」と求めた。
このあと、超高分解能分光型電子顕微鏡棟、材鑑調査室を見学した。