子どもの成長見守ろう/「こころのはな」大学生と一緒に未来教室
夏地さんによる「曼荼羅」の説明を聞く児童たち

宇治市神明石塚の心華寺内にあるNPO法人「こころのはな」(加藤吉辰理事長)のイベント室で2日、「大学生と一緒に!未来教室」と題する催しが開かれた。土曜日の「子どもの居場所」に通う児童たち20人が参加し、遊びで交流した。
若者向けのインターンシップ事業などを手掛けるNPO法人「ドットジェイピー」(本部=東京都)を通じ、府内の大学生が企画した取り組み。子供の健やかな成長のため、電子媒体や座学では得られない「生の体験」を重視し、地域密着型の楽しい学びの場を提供しようと8~9月に全5回のプログラムを組んだ。
この日は日程の3日目で、子供たちと大学生が一緒に作ったスコーンと、飲み物を販売する「カフェ店員体験」を行った。店員役とお客さん役に分かれ、実際のお金を使って1000円以内で買い物する設定。スタッフで参加した大学生は「硬貨の取り扱いが思ったよりスムーズでした」と微笑んだ。

下絵に色付けする子供たちの様子を大学生が見守る

続いて、点描による曼荼羅画家・夏地薫さん=久御山町=が講師で来所。児童たちに下絵を与えて思い思いに色付けをする作品づくりにトライしてもらった。薫さんの夫・肇さんによる版画教室もあった。
翌3日には材料の買い出しから始める料理教室が開かれた。
16日(土)には防災月間にちなみ、子供向けミニ講座と防災食・グッズ作りで楽しむ予定。