「彼岸法要」で息の合った歌声/京田辺・西念寺
檀信徒らと向き合って歌声を合わせる「京ゆきりん」のメンバーたち

極楽浄土へ往生を願い、阿弥陀様の教えを実践、浄土にいらっしゃるご先祖の御霊を供養する「お彼岸の中日法要」は23日、浄土宗西念寺(北川昌信住職)=京田辺市田辺北里=で執り行われ、息の合った歌声が初秋の空気を包み込んだ。
参拝者全員で木魚を打ち鳴らし、一心に念仏を唱える同寺ならでは、の法要―この日も、檀信徒ら約50人が思いを寄せた。
そして、お彼岸やお十夜法要の際、若い世代にも関心を抱いてほしい―と、今回はコーラスコンサートを企画した。
中島裕規子さん主宰の合唱団「京ゆきりん」をゲストに迎え、ずらりと横二列に並んだメンバーたち。
文パルやけいはんなホールなど地元市町をはじめ、全国各地の舞台で歌声を披露する同団はぴったりと息の合った歌声を境内に響かせた。
「月影」に続いて、京わらべうたの「丸竹夷」「うさぎ」を合唱し幕開け。
「一緒に歌いましょう」と呼び掛け、日ごろ地元で合唱などに取り組む参拝者たちも気持ちよさそうに歌声を合わせた。