動かす秋 あふれる熱気/宇治田原町スポーツ協会「スポーツフェス」

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宇治田原町スポーツ協会(中嶋武久会長)主催の町民スポーツフェスティバルは1日、同町住民体育館で行われ、親子らの熱気にあふれた。
これまでの住民運動会に替わる初の取り組みは、町・町教委後援、同志社大スポーツ健康学部が協力した。
コロナ禍を経た住民アンケートで運動会の是非を問い、実に回答者の86%が廃止を支持。
半世紀続いた町の運動会は、ここ数年のコロナ・雨天などによる中止を経て、その役目を終えた。
少子高齢化が進む中、同協会が企画・運営したスポーツフェスは、午前・午後の2部で繰り広げ、午前の部にも約150人の家族連れなどが足を運んで熱を帯びた。
スポーツ推進委員や体振役員、各団体の代表ら70人以上がスタッフとして当日運営を支えた。

ファンクショナルリーチでバランス能力をチェックする

会場には、ニュースポーツやグラウンド・ゴルフの体験、スピードガン測定、ストラックアウト、ビジョントレーニングのほか、体格・血管年齢・重心動揺・認知度・フレイルの5項目をチェックする体力測定コーナーも設け、老若男女が爽やかな汗を流した。
つま先を地面につけたまま、両腕を真っ直ぐ伸ばそうとするファンクショナルリーチで、高齢者が懸命に足腰を踏ん張ってみせた。
同協会の中嶋会長は「盛況で、やってよかった。10月頭はまつりや運動会が多い。日程を考えて来年もやりたい」と声を強めた。

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