「命の水」大切さ実感/城陽バケツリレー2023
リレーの最後は金色の瓶が手から手へつなげられた

「命の水を運ぼう~城陽バケツリレー~2023」(同実行委員会=伊保弘一委員長=主催)が23日、城陽市民体育館前広場をメイン会場に行われた。
世界各国の中には、たった一杯のバケツの水を、生きていくために遠く離れた水場から運ぶ子供たちがいる。発展途上国では、井戸を掘ることで水汲みに行く一日5時間が必要なくなり、「学校へ行く5時間ができた」と喜んでいるという。
企画は、今一度水の大切さを見直し、環境問題に取り組む機会にしよう―と始まったもので、22回目を数える。
この日、総合開会式の前には「○×クイズ水博士決定戦」が行われ、多くの人が水に関するクイズに挑戦した。会場内には、おもちゃの魚釣り、紙コップを的に手作りの「バズーカ砲」で玉を当てるゲームコーナー、売上金をユニセフに寄付するバザーも行われた。

開会宣言をする小学生ら

開会式で挨拶に立った伊保委員長は「当たり前のように使っている水の大切さを知ってほしい」と挨拶。開会宣言では、代表して3人の小学生がマイクの前に立ち、「命の源である水に感謝し、バケツリレーで心と心をつなぎましょう」などとする宣言文を読み上げた。
この後参加者は、「にじのはし」を起点に列を作りスタンバイ。水の入ったバケツを次々に隣の人に手渡し、最後の人は体育館前の池に注いだ。約30分続いた最後は、金色の瓶に水を入れてリレー。その水も池に注がれると、この日のために池に設営した大水車が回され、体育館の壁に「手から手へ、心から心へ…JOYOから世界へ!」と記された幅20メートルの横断幕が垂れ下がった。