社会全体でスキルアップ/府山城教育局、未来っ子はぐくみ
森川会長がコーディネートしたパネルディスカッションに耳を澄ませる

府山城教育局とやましろ未来っ子はぐくみネットワーク推進協議会が主催する「子育てサポータースキルアップ講座」は23日、府田辺総合庁舎で開かれ、地元の保健師や民生委、こども園、学校教職員ら関係する約50人が講演・討論などで理解を深めた。
今年度3回目の講座は、社会総がかりで子どもを育てる環境づくりの推進、地域の家庭教育を担う子育て支援団体や関係機関などの連携を強め、子育てサポーターらのさらなる資質向上を目指すもの。
はじめに、森川知史・推進協会長が「近代家族からの脱却・子どものウェルビーイング」の題で基調講演を行い、国民国家の形成から始まった「家族」の概念をひも解いた。
その後に広まる「子どもの人権」「ウェルビーイング」といったワードの意味を掘り下げた。
そして、「地域で社会的な親は居なくなった。皆さんのつながりが必要」と強調。
このあと、推進協会員によるパネルディスカッション、ラウンドテーブルも行い、参加者たちは意見交流を深めた。