平安装束で「響け!」キャラ/宇治市、等身大パネルなど制作
等身大パネルと一緒にプレゼンテーションを行う松村市長

人気アニメ「響け!ユーフォニアム」のシリーズ3作目と源氏物語の世界とが融合した書き下ろしイラスト原画と、それを基にした等身大パネルができた。
宇治市は源氏物語宇治十帖の舞台。紫式部が主人公のNHK大河ドラマ「光る君へ」放送に合わせて始まった「紫式部ゆかりのまち宇治魅力発信プロジェクト」の一環として制作した。
連携したのは、同アニメを手掛ける㈱京都アニメーション(宇治市木幡)。
イラスト原画は縦48㌢×横102㌢。黄前久美子、高坂麗奈、川島緑輝、加藤葉月の4人のメインキャラクターを中心に、全部で10人のキャラクターが十二単(女房装束)に身を包み、檜扇をかざしたり、和琴、楽琵琶などの雅楽器を奏でたりしている。背景の寝殿造りは、同ミュージアム平安の間を参考にしたという。
等身大パネルは、メイン4人の他、「久石奏・剣崎梨々花・黒江真由」「鈴木美玲・釜屋つばめ・鈴木さつき」の組み合わせがあり、合計3組となっている。1組の大きさは横約2㍍×縦約150㌢。
源氏物語ミュージアムでの発表会では、松村淳子市長が「平安時代の和の色合いを出すことにこだわっていただいた。『響け!』ファンの方々が、今度は源氏物語ファンになっていただけるとありがたい」との思いを述べ、パネルのキャラクターたちと一緒にプレゼンテーションに臨んだ。
イラスト原画、パネル共に今月から活用開始。同ミュージアム、観光案内所、観光センター、京阪宇治駅などに展示し、来訪者を迎える。また、ノベルティグッズにも活用していくという。