宇治市立北小倉小学校(市橋公也校長)で15日、バスの乗り方教室が開かれ、1・2年生の各24人が乗車体験に胸躍らせた。
公共交通をなくさない―一人ひとりが支えていることを認識してもらい、次世代に利用促進を呼び掛ける市の取り組み。
コロナ禍を挟んで続けられ、実物のバスが校内までやって来る体験会は今年度、市立校で初めて。
槇島・西小倉の両中学では実車なしのアピールを行った。
この日、保護者有志も様子を見守り、1年生は京都京阪バス㈱と市交通政策課の手ほどきに耳を澄ませた。
2つのグループに分かれ、乗車体験・交通安全体験を交互に。
児童は「たんけんシート」を手にし、昔と比べ相当フラットな床面が広がる車内へ。イラストを交えた表示を確認し、ICカードのタッチパネル、優先席などを見て回った。整理券と料金表を照合して運賃が幾らかを答え、硬貨を投げ入れる箱を見届けた。
車外では、バスストップの時刻表案内をはじめ、バスの後方に止まる運転席から見える視野が説明され、交通事故に遭わないための注意点に気を引き締めた。
参加した児童は「楽しかった。バスには何回も乗っている。安全に気を付けたい」と声を強めた。