信貴町長4選へ出馬表明/久御山
4期目への出馬を表明する信貴町長

久御山町の信貴康孝町長(59)は4日、任期満了に伴う今年8月の町長選挙に、4期目を目指して立候補する意向を表明した。この日の町議会3月定例会代表質問で、くみやまみらい、@くみやまの2会派が出馬への前向きな答弁を求めたことに対し、「現在進んでいる大きなプロジェクトを完遂させたい。身命を賭して働かせていただきたい」と答えた。同町長選への出馬表明は信貴町長が初めて。
くみやまみらい代表の島宏樹議員は、2012年の就任直後から「厳しい財政状況を立て直し、まちづくり、住民福祉に対して積極的にリーダーシップを発揮してきた」と、信貴町長の手腕を高く評価。8月の町長選に言及し、「現在進んでいるビッグプロジェクトはまだまだ道半ば。今期で終わらず、責任を持って最後の最後まで取り組まれ、ご自身の目で確認を」と4選出馬を求めた。
@くみやま代表の樋口房次議員も「町長の漕いでいる船のオールはまだ人に任せる時ではない。さらなる魅力づくりのために、私たちも船の船員として同乗させていただきたい」と、背中を押した。
信貴町長は「各期で掲げてきた公約、第5次総合計画、総合戦略の具現化に向け、『みんなで築こう次代に誇れるわがまちくみやま』という基本理念のもと、全身全霊で取り組んできた」とこれまでを振り返り、「先月22日に町内9団体から4期目への出馬要請をいたただき、熟考してきた。まちづくりセンター、中央公園再整備、みなくるタウン、リハビリテーション病院、ルートインホテル…今年から久御山町は数年をかけて目に見えて大きな変貌を遂げていく。少子化対策や高齢者福祉の向上にも傾注しなければならない。住民の皆さんの理解と支援をいただけるのであれば、この夏、4期目の町政に挑戦をさせていただきたい」と出馬への意向を示した。
信貴町長は無所属で4選出馬する見通し。
先月22日には町内9団体が信貴町長に出馬を要請。このほかにも複数の要請もあったという。