春のシダレ梅 見頃/三室戸寺
遠くに宇治の市街地が望めるシダレ梅

宇治市菟道滋賀谷の西国十番札所・三室戸寺(伊丹光恭住職)で、シダレ梅が見頃を迎えている。31日(日)まで。
観光客が少ない春先に新たな見どころを造ろうと駐車場から見える高台の斜面にオープン。造成して3年が経ち、幹が5㍍程度にまで成長したため、支柱を取り払っている。
今年は斜面の下方まで観覧場所を広げ、総面積は約8000平方㍍。赤~桃色のクレハシダレや白のリョクガクシダレなど250本が咲き誇る。晴天に恵まれた3日には1000人以上が訪れ、満開の花を楽しんだという。
埼玉県から夫婦で訪れた荻野恵子さんは「テレビのニュースで見て来ましたが、駅から歩いてくる途中からも見えました。赤白桃のグラデーションがきれい。美しく咲くよう管理が行き届いているなと思いました」と喜んでいた。
受付は午前8時30分~午後3時10分。拝観料1000円(小人500円)。急な坂のため、車いすやバギーでの入場はできないので注意。