一般開放に活気〝満開〟/宇治の南部市場
多くの来場者で活気にあふれる会場

宇治市伊勢田町の府南部総合地方卸売市場で31日、「お花見市場一般開放2024」が行われ、家族連れなど約7000人(主催者発表)が来場。桜はまだ咲き始めたばかりだが、会場は〝満開〟の活気で満ちあふれた。
市民が直接関わる機会が少ない卸売市場をPRしようと、2010年から㈱京都総合食品センターが同市場で、春・秋に敷地内を一般開放したイベントを開催している。府、宇治市、城陽市、久御山町が後援。
会場には、午前10時30分の開始前から多くの人々が来場。昨夏の猛暑や生産コストの上昇など、生産者を取り巻く状況は厳しさを増しているが、場内事業者や関係団体が新鮮な野菜や果物のほか、花き類、鶏肉、水産・農産加工品、宇治茶などを手ごろな値段で提供。会場は買い物客とスタッフのやり取りで熱を帯びた。
から揚げ、ホットドッグ、焼き栗、焼き芋などの模擬店には長蛇の列ができ、野菜摂取レベル測定コーナー、京野菜PRコーナーも人気を集めた。
ステージでは、西小倉中学校吹奏楽部の演奏やフォークグループ「満月堂」のライブや、野菜・果物・鉢植え花・水産加工品の模擬セリ体験もあり、会場を盛り上げた。