園児も声援!山岳コースを疾走/ツアー・オブ・ジャパン京都ステージ
目の前を疾風のように通り過ぎる選手たちに胸が躍る

自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン(TOJ)」の京都ステージは20日、京田辺市・精華町を巡るコースで行われ、国内外から集まる選手95人が疾走した。
自転車月間推進協議会主催・同組織委主管で、国際自転車競技連合(UCI)公認のアジア最大級のロードレース。
タイムトライアルを行う19日の堺(大阪)ステージで始まり、京都・いなべ(三重)・美濃(岐阜)・綿半信州飯田(長野)・富士山(静岡)・相模原(神奈川)・東京の各地を転戦する。
6回目となる京都ステージは、明け方まで降る雨も止み晴れ渡る青空のもと、地元2市町を舞台に熱く繰り広げられた。
16・8㌔の周回コースを6周するなど距離は合計103・6㌔。

ふれあいの駅を発つ選手たちを笑顔で送り出すチアたち

はじめに、普賢寺ふれあいの駅前でセレモニーが行われ、同志社大学応援団チアリーダー部がエネルギッシュなパフォーマンスを見せ選手を勇気付けた。
上村崇京田辺市長が号砲を鳴らし、選手・サポートカーは一路西へ。
パレード区間を終え、梅の木峠を駆け上がった。
京奈和道の狭隘な側道を抜け見渡しよい道を曲がればギャラリーひしめく精華大通りが眼前に広がる。
そして、打田までの急こう配とカーブも耐え、山岳賞ポイントを越えた。
美しい田園風景に包まれる天王・水取では坂を一気に下る。
京都ステージ特有のこう配やカーブにひるむことなくスピードを上げた選手たちはライバルとも盛んに駆け引き。

普賢寺幼稚園の園児たちもガンバレと盛んに声援を送る

普賢寺幼稚園・小学校の園児・児童をはじめ、沿道まで足を運んだ住民と観客は「がんばれ」と熱心に背を押し、風を切る音に酔いしれた。
最終周回、堺ステージでタイム1位だったマックス・ウォーカー(英、アスタナ・カザクスタン・ディベロップメント)が最後のカーブを残して集団を抜け出すが、ゴール前猛迫のマッテオ・マルチェッリ(伊、JCL・TEAM・UKYO)が先着し、ステージ優勝を飾った。